「-er」で終わり人を表す名詞は男性名詞になります。大まかに言って「-ler」「-ner」およびそれ以外の「-er」の3パターンがあります。
一般に「何々をする人」「何々の人」または擬人的に「何々をするもの」を意味します。特に人や一部の動物では「-in」を付けて女性名詞にすることができます。逆に「-er」で終わり人を表しても「何々をする人」ではないときには、男性名詞とは限りません(例えば、「Opfer {n}:生贄;犠牲者;生贄をささげること」)。
女性であることが自明の単語(例えば、「Mutter {f}:母親」、「Tochter {f}:娘」、「Schwester {f}:姉妹」)は例外ではありません。
「-er」で終わり人を表す名詞は男性名詞
「-ler」で終わる
- Künstler {m}:芸術家 ← Kunst {f}:芸術
- Postler {m}:郵便局員 ← Post {f}:郵便
- Sportler {m}:スポーツマン ← Sport {m}:スポーツ
- Wissenschaftler {m}:科学者 ← Wissenschaft {f}:科学
「-ner」で終わる
- Gegner {m}:対向者 ← gegen {adj}:~に対して
- Partner {m}:パートナー ← Partei {f}:派,党
- Schaffner {m}:車掌 ← schaffen {vt}:創る
- Rentner {m}:年金受給者 ← Rente {f}:年金
「-er」で終わる
- Arbeiter {m}:労働者 ← arbeiten {vi}:働く
- Fußgänger {m}:歩行者 ← zu Fuß gehen:歩く
- Musiker {m}:音楽家 ← Musik {f}:音楽
- Verteidiger {m}:弁護士 ← verteidigen {vt}:弁護する
擬人を表す
- Dosenöffner {m}:カン切り ← Dose öffnen:カンを開ける
- Rechner {m}:計算機 ← rechnen:計算する
- Scheinwerfer {m}:ヘッドライト ← Schein werfen:光を投射する
- Wäschetrockner {m}:乾燥機 ← Wäsche trocknen:洗濯物を乾かす
- Doppelgänger {m}:ドッペルゲンガー ← doppel gehen:二重に行く
- (ちなみに「Doppelgängerin {f}:(女性の)ドッペルゲンガー」という単語もあります)
(この稿、続く)