コラム:医学用語3

 6週間もの間、利き腕の右手の周辺を固定していたギプスが外れました。3週間前は手首周りだけ外してもらえたのでしたが、今回はその残りの部分です。幸いにもギプスカッターで右手ごと切り落とされることはありませんでした。医師がカッターで予めギプスに溝を掘っておいて、看護師が開除用の道具でその溝を広げながら、力づくでギプスを剥ぎ取りました。やっと両手で自由にキーボードを打てるようになりました。
 例によって、そこで使われた道具の名称とそのドイツ語訳を調べました。

  • Gipsspreizer {m} ← ギプス開除鉗子

 実は、この道具の名称を看護師に訊いてみたましたが「知らない」とのことだったので、自分で調べました。いつも使っていると当たり前過ぎて、特に名前で呼ぶ必要もないのでしょう。第一、そんなこと訊く患者もそう多くは居りますまい。