コラム:医学用語2

 右手親指の付け根を骨折してから、指先を除いて手首全体を固定してあったギプスが部分的に外れました。電動のギプスカッターという工具を使って腕一本切り落とすような手際で、あっという間にギプスの下半分が手首から消えていきました。この工具にお世話になるのは人生二度目で、どんな原理か解らないのですが皮膚を傷つけずにギプスだけを切り取られました。
 ギプスをあまり長い間固定したままにしていると、拘縮といってそのまま関節が動かなくなることがあるそうです。筆者の場合は、掌、指、手首に拘縮は認められないという所見でした。あらかじめ拘縮ということを聴いていたので、ギプスの許す範囲で指の屈伸を繰り返していたのが幸いしたようです。
 さて拘縮とギプスカッターをドイツ語で何と言うのでしょう。

  • Kontraktur {f} ← 拘縮(コウシュク)
  • Gipssäge {f} ← ギプスカッター

英語では「cutter:カッター」ではなく「cast saw」「plaster saw」というそうで、「ギプスカッター」は日本語のようです。
 後で医者に聴いた話では、ギプスカッターで皮膚は切れるそうです。要は医者の技量により切れないだけです。それを知ったら怖くなってしまいました。今回カットしたのは半分だけでギプスカットはまだ残っています((゚Д゚;∬アワワ・・・)。

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