山の名前のほとんどは男性名詞です。「Berg {m}:山」が男性名詞だからでしょうか。そうでなくともそう覚えれば良いと思います。「Matterhorn {n}:マッターホルン」など「Horn {n}:角(ツノ)」は、その形状からの連想で山の名前に多く使われます。特にスイスの山の名に多いようです。
なぜこんなに男性名詞の規則性の説明が続くのでしょうか、男性名詞が終わっても大体3分の1でしょうから、「名詞の性の見分け方」のシリーズだけでライフワークになりそうです。
山のほとんどは男性名詞
- Brocken {m}:ブロッケン(ドイツ)
- Liskamm {m}:リスカム(ドイツとスイスの国境)
- Eiger {m}:アイガー(スイス)
- Titlis {m}:ティトリス(スイス)
- Dom {m}:ドーム(スイス)
- Mönch {m}:メンヒ(スイス)
- Mont Blanc {m}:モンブラン(フランスとイタリアの国境)
- Everest {m}:エベレスト(ネパール)
- Fuji {m}:富士山
例外:
- Aiguille Verte {f}:エギーユ・ヴェルト(スイス)
- Aiguille du Midi {f}:エギーユ・デュ・ミディ(スイス)
「aiguille:針」がフランス語で女性名詞なので、ドイツでも女性名詞になります。
- Zugspitze {f}:ツークシュピッツェ(ドイツとオーストリアの国境)
- Jungfrau {f}:ユングフラウ(スイス)
最後の女性名詞の性に誘導された形です。
(この稿、続く)